ネコ型オートマトン

王様の耳はロバの耳。

物を書くということなど

自分は何かを発信するのにあまり向いていない気がときどきする。本が好きで、つまり文章や様々なコンテンツが好きなので、書籍はもちろんブログやネットの記事などもよく読みふける。そうしてあれこれ考えるのが好きだし、ときには何も考えず、知識や知恵や情報を頭に入れたことにただただ満足感を感じるのも好きだ。それからすぐにブログなり何なりとしてアウトプットする類いの人とは違い、私はせいぜい妻と話をするくらいで満足してしまう。それで、何かを発信するのに自分はあまり向いていないのかな、と考えてしまうときがある。

 

十代や二十代の頃はそうでも無かったように思うのだが、実際今よりもずっとたくさんの文章を書いていたのだが、いろいろと経験を積み、また学んだりしてきた挙句、私がちょっと考えた程度のことは少し世間を探せば同じようなものが見付かるように感じて、気後れしてしまうようになったのだろうか。まあそんなことを言っても仕方が無い、あるならあったで多少違う部分もあろうというくらいの気持ちで書くくらいが良いのかもしれない。そのうち気にならなくなる日も来ようというものだ。